なぜ両建てでお金が儲かるのか? スワップさや取りFXの仕組み

『運用の基本ルール』の記事で、このメディアで採用している戦略について解説していますが、そもそもなぜ両建てで支払いスワップを受け取りスワップが上回り、利益が出るのかという根本的な理由についても解説しておきます。

スワップポイントは証券会社が自由に決めている

FXにおけるスワップポイントは、通貨ペアを構成する2種類の通貨間の政策金利差により決まります。なのですが、実質的には証券会社がかなり自由に設定してしまっています。

かつてFXにおいては、各社がしのぎをけずってハイレバレッジを追求していました。証券会社によってレバレッジが違ったのですね。でも、この競争はレバレッジが25倍に固定されて以降はなくなりました。同じ時期からもしばらく続いたのは、スプレッド競争です。ドル円やユーロドルなどの人気通貨ペアを中心に、低スプレッド競争が起きましたが、これも今ではほとんど限界値に近づいています。

それで今アツいのが、証券会社間のスワップポイント競争です。よく見てみると、同じ通貨ペアでも証券会社によってぜんぜんスワップポイントが違います。この違いが両建て作戦のベースになります。

(A)特定の通貨ペア推しの証券会社

証券会社各社がスワップポイントに個性を出すなかで、ある通貨ペアのみ高水準を維持しているところがあります。2017年10月時点でその代表格はヒロセ通商豪ドル円とNZドル円のスワップポイントは、おそらく国内では最高です。ただし、その他の通貨ペアのスワップポイントが悲惨なことになっています(笑)

まずは受け取り(プラススワップ)として、ヒロセ通商のような証券会社の口座を作ります。

(B)売り買い同額の証券会社

各社がスワップポイントにメリハリをつけるなか、売りと買いを同額に保っている証券会社もあります。つまり、スワップポイントで利益を取っていない会社です(基本的に、同じ通貨ペアなら受け取りより支払い方が多い)。現在その代表格はDMMFXですね。こちらは売り買い同額が基本方針です。他にはくりっく365の口座もそのようになっているとか。

支払い(マイナススワップ)として、DMMFXのような証券会社の口座を作ります。

両建てのメリット

両建ての意味も知っておきましょう。同じ通貨ペアにおいて、買いと売りを同時保有することが両建てなのですが、売買数量(枚数)が同じなら、理論上はそこから資金は増えも減りもしないことになります。

例えばドル円の100円の買いと100円の売りを同枚数保有している場合、110円に上昇したら買いポジションは+1000pips、売りポジションは-1000pipsとなり、収支はプラマイゼロのままとなります。

もちろん、どちらか一方向にずっと相場が動き続ければ、買いか売りのどちらかは強制ロスカットになり、そこから資金の増減は発生します。

(A)で買い、(B)で売りを同時に保有すると…

特定の通貨ペアのスワップが多い会社で受け取り(A)+売り買い同額の会社で支払い(B)という形で両建てをすると、値動きによる差益は生じませんが、受け取るスワップが支払うスワップを上回り、毎日お金が少しずつ増えていくことになります。それが両建てスワップさや取りの基本的、というか全ての考え方です。

大きなトレンドが発生した場合は、両建てが破綻する恐れがあるため、証拠金移動を行います。そのあたりは『運用の基本ルール』で解説していますので、ぜひ読んでください。

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運用の基本ルール

【この手法を実行するために有効なFX口座】
ヒロセ通商 豪ドル円、NZドル円の買いスワップが高いので受け取り口座向き
DMMFX スワップの売り買いが同額なので支払い口座向き



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